転職回数多いけど、退職理由の書き方次第で転職に成功する方法
転職者が面接を受ける場合、これまでは余りにも転職回数が多いと、「こいつは定着しないのではないか?」と思われてしまい、一般的には面接には不利、と思われてきた。
しかし、このところ「転職回数が多い人を、採用するようにしています。」という企業が増えてきて、風向きが変わりつつある。
転職回数が多い人を採用する、という企業が挙げるその理由は、
「いろいろは会社を見てきているので、世の中のことをよく知っている」
「自分の価値をよく考えて働いている人が多い」
「転職を繰り返すにはそれなりの理由があり、その理由次第では使いものになる可能性がある」
「転職をするには、自分のスキルに自信があることが前提」
「転職をする、というチャレンジをする人は、チャレンジをしない人よりも我々の仲間としてふさわしい」
等など。
そして、そうやって採用された人は、会社に不満なら辞めてくれるので、会社としてもありがたい、というのだ。
転職回数が多すぎて、職務経歴書をこれまでA4コピー用紙、1枚か2枚で抑えきれなかった人には、とても嬉しい傾向と言えよう。
要は退職理由が問題なのだ。
そこで退職理由の書き方について調べてみた。
退職理由の鉄則は、本当のところはひとまず横に置いておいて、ポジティブな退職理由を書く!ということ。
「残業が多かったから」や「上司とうまが合わなくてきつかった」といった前職場に対する否定的な理由は、マイナスに評価される。
特に人間関係でのトラブルは敬遠され、コミュニケーション能力に疑問をもたれかねないので、書かない方が良いだろう。
ポジティブな退職理由にするには、新しい職場で何を実現したいか、自分には何ができるかに照準を合わせた書き方にする。
つまり、「こういうことがやりたいから退職した」「自分にはこういうことができるから退職した」というように、前向きな姿勢を見せることが大切なのだ。
どうしてもポジティブな退職理由が見つからない場合は、自分の長所を見つけてアピールするようにする。
そして、「これが最後の転職である」ことをしっかり伝えることも重要。