平成生まれの退職理由ランキングからみる、新入社員の理想の職場とは?
転職サイトなどを運営しているヴォーカーズが、サイト「Vorkers」に寄せられた口コミのうち、新卒入社で3年以内に退職した平成生まれの若手社員のコメントを分析した結果から、「平成生まれの退職理由ランキング」を2015年4月14日、以下の通り発表した。
退職理由ランキング
1.キャリア成長が望めない(25.5%)
2.残業・拘束時間の長さ(24.4%)
3.仕事内容とのミスマッチ(19.8%)
4.待遇・福利厚生の悪さ(18.5%)
5.企業の方針や組織体制・社風などとのミスマッチ(14.0%)
6.休日の少なさ(10.0%)
7.社内の人間関係の悪さ(上司との関係含む)(8.8%)
8.企業・業界の将来性のなさや業績不振(8.3%)
9.評価・人事制度に対する不満(7.2%)
10.体力が持たない(6.7%)
これらの理由を一つ一つ考察することで、新入社員の理想の職場とは一体どのようなものか?を考えてみる。
→ 1.キャリア成長が望めない
新入社員の若者たちは夢と希望をもって入社してくる。優秀な人材であればあるほど、当然キャリアを積み、成長したいと考えている。
それなのに、この会社では、キャリアを積むことができない!と3年もかからないうちに見限ってしまうというのは、やはり会社のシステムが良くない証拠だ。
新入社員たちは、先輩社員や上司をよーく見ている。先輩社員たちや上司たちの姿を見て、自分も何年か後にはこうなるのではないか?と考え始め、それが自分の描く理想像ではない場合、辞める決断をする。
→ 2.残業・拘束時間の長さ
社会人になりたてで、まだ仕事のいろはも分からない状態なら、残業や拘束時間の長さも「まだ初めだから」と我慢ができるであろう。
しかし、少しずつ仕事を覚え、仕事のことや周りのことが見えてくると、残業と拘束時間の長さに改めて気づくことになる。こんなにも長時間会社に拘束されていては、自分の時間が持てない。
プライベートも大事にしたい。という気持ちが芽生えてくるのも当然だ。
→ 3.仕事内容とのミスマッチ
これは、自分が想像していた仕事と実際にやっている仕事とのギャップを埋められない場合に起きる。
仕事の実力もないのに、入社して早々に自分が望む仕事につけることなどありえないのに、自ら切り開く努力を怠り、会社を辞めることを選ぶ。
→ 4.待遇・福利厚生の悪さ
これを退職理由に挙げる人は、他の会社に行っても同じことだ。結局何だかんだと理由をつけて退職を繰り返すことになる。
→ 5.企業の方針や組織体制・社風などとのミスマッチ
→ 6.休日の少なさ
→ 7.社内の人間関係の悪さ(上司との関係含む)
→ 8.企業・業界の将来性のなさや業績不振
これも会社を選ぶ上で非常に重要だ。
→ 9.評価・人事制度に対する不満
仕事を頑張っても、正当に評価してもらえない、と本人が感じる場合は、転職もありかもしれない。自分の仕事を正当に評価してもらうことは大切なことだ。
→ 10.体力が持たない
健康あっての仕事。体力がもたずに、健康を害するようであれば辞めた方がよいかもしれない。